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愛車のプジョー307で、日本全国を行脚しています♪


by p307inakichi

久々に試乗記。

まだ、買い換えるつもりはないのですが、周囲で何かと話題になっていたので試乗してきました。



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アウディTTです。

(概略)
排気量は2,000CC、クーペ、S-TRONIC(6速セミオートマティック・VW社のDSGに同じ)、直噴DOHCターボで、1340㎏のボディに200馬力、28.5kgm(トルク)という高性能な車です。他に3.2Lの4駆車もありますが、試乗車は2LでFF(前輪駆動)車です。

(ショウルームで説明を聞きながら座ってみる)
まず、実車。幅が1.84mもあり、国内では相当ボディサイズを意識させられる大きさです。外車のアッパークラス車(ベンツのEクラスやBMWの5シリーズなど)と軒並み同じくらいの幅です。
横目で見ると、先代TTとよく似た格好で、ポルシェや初代VWビートルをほうふつさせる形をしています。でも、塊り感は相当なもので、随分とガッチリとそれでいて美しくなったものだと感心しました。タイヤは16~18インチです。このクラスのスポーツカーで16インチ(55%扁平)があるのは一つの見識かなと思います。そして、タイヤとボディの間に結構すき間があるんです。格好悪いという人もいるかもしれませんが、私としては「ひょっとしたら乗り心地も期待できるかな?」と思わせてくれました。でも、ブレーキを見ると、この車はやはりスポーツカーなんだと思いました。とにかく、ブレーキの径が大きい。
中に乗ってみて、ですが、これは先代と大きく変わりました。はっきりいって高級車の内装です。先代の影響を受けているのはエアコンの噴出し口くらいでしょうかね。シートはたっぷりとしたクッションで座り心地は文句なく上等です。たてつけやドアを閉めた時の密閉感は、先代よりは2段階くらい上がった格好です。また、ハンドルの下部が水平でかつ径が小さいので、かなり「その気」にさせてくれる雰囲気を持っています。

(試乗してみて)
実は、自宅近辺のディーラーではなく、帰省して地元のディーラーで試乗しました。実家から2㎞ほどの場所で、いわば庭同然(爆)の環境での試乗でした。交通量は多いものの、流れが速く、また見通しが良いうえに歩行者がなくて、快適な試乗でした。ブレーキもタッチを確認できたり少しですがアクセルも踏めたり、またちょっとカーブがあったので切り込んでみたりしてみました。また、ディーラーの出口に縁石があったりするので小回り度も試せました。
簡単に言うと、走らせるだけならちょっと運転が慣れていれば誰だってできるシロモノです。Sトロニックは、ノーマルモードに入れればどんどんギアが上位に行くのでスムーズに走らせることができますし、ガクン!が気にならなければ少し荒めにブレーキを踏んでも安全に停まってくれます。ボンネットの中心部が盛り上がっているので、意外や意外、車の前の左右が掴みやすかったりします。そして、オプションでリアセンサーが付くので駐車時も安心です♪

でも、マナー良く乗りこなそうとすると、ドライバーの能力なり性格が問われる車です。まず、ブレーキの踏み方に、完全に停まるまでデリケートな操作が要求されること(その分、抜群に効くブレーキですから致し方ありませんが)、アクセルの開度を間違えてちょっと強めに踏むと、馬に蹴飛ばされたかのようなかっ飛び方で加速していくこと、またギアをスポーツモードに入れると変速ショックがきつくてギアの変わり時にアクセルを一瞬抜くような操作が必要になること、低いギアに入りっぱなしになるので加速感が強くて市街地では緊張感を強いられること、といった性格があります。やはり、スポーツカーなのです。ジキルとハイドな性質があります。でもそこがまた大きな魅力だったりし、車を思いどおりに振り回せると達成感が得られること請け合いだと思います。もっとも、試乗ごときではそんな車をモノにできるほど乗れるわけではありませんけどね(笑)。


総じて、いい車です。高級なクーペです。ちょっとスパルタンな外見から想像が付かないくらい、高級な走らせ方ができる車です。こういう車で女性を横に乗せて、都会の道を走り、その過程でその同乗者がぐっすり寝てしまったら、自身の運転技術とかマナーに結構自信がつくのでは?と思わせます。

いずれ、手にしてみたいけど。。。。無理だろうな。(T_T)
by p307inakichi | 2006-12-05 23:03 | 試乗記